薬機法ライティングとは?|薬機法対応と訴求力を両立する広告表現の考え方

薬機法ライティングとは何かを、薬機法対応と訴求力の両立という観点から図解したアイキャッチ画像

健康食品や化粧品、医薬部外品、機能性表示食品、医療関連サービスの広告では、「もっと強く訴求したいのに、薬機法を意識すると表現が弱くなる」という悩みがよく起こります。薬事チェックでNG表現を修正した結果、広告の輪郭がぼやけ、商品の魅力が伝わりにくくなることも少なくありません。

薬機法ライティング®とは、単にNGワードを安全な言葉に置き換える作業ではありません。商材の分類、承認・届出の範囲、根拠資料、媒体特性、広告全体の印象を踏まえながら、「何を、どの順番で、どの表現に変えれば伝わるのか」を再設計する広告表現の実務メソッドです。

この記事では、薬機法ライティング®の基本的な考え方、薬事チェックとの違い、商材別・媒体別の注意点、実務で使う表現技術、AI時代に必要とされる理由まで整理します。なお、個別案件の適法性は、商材・表示内容・媒体・根拠資料・広告全体の文脈によって変わるため、最終判断は公的資料や専門家確認を前提にしてください。

この記事の要点(まとめ)

薬機法ライティング®は「言い換え」ではなく「再設計」:NG表現を単純に置き換えるだけでは、商品の魅力や訴求軸が失われやすくなります。薬機法ライティング®では、法令リスクを見ながら、ターゲット・使用シーン・媒体特性に合わせて伝え方を組み直します。

・判断軸は「法令リスク・訴求力・広告全体の印象」:一つの単語だけで判断するのではなく、広告全体が何を約束しているように見えるかを確認します。画像、見出し、体験談、注釈、CTAまで含めて総合的に見ることが実務上のポイントです。

・商材別・媒体別に設計を変える必要がある:健康食品、化粧品、機能性表示食品、医薬部外品、医療広告では、言える範囲が異なります。LP(ランディングページ)、SNS広告、バナー、記事LP、EC商品ページ、動画広告でも見られ方が違うため、同じ表現を横展開する前に確認が必要です。

目次

薬機法ライティング®とは

薬機法ライティング®とは、薬機法や関連規制に配慮しながら、商品やサービスの魅力が伝わる広告表現へ再設計する実務メソッドです。単なる薬事チェックやNGワードの置き換えではなく、広告全体の訴求構造を見直す点に特徴があります。

健康食品、化粧品、医薬部外品、機能性表示食品、医療広告などの領域では、広告で言えることと言えないことが商材ごとに異なります。たとえば、一般的な健康食品では疾病の治療・予防、身体機能の改善を直接うたうことはリスクが高くなります。一方、機能性表示食品では、届出表示の範囲内で機能性を表示できる場合があります。

ここで大事なのは、「言えないから終わり」ではないということです。

薬機法ライティング®では、直接的な効能効果を避けながらも、使用シーン、生活者の気持ち、商品選択の理由、継続しやすさ、質感、世界観などを整理し、広告として伝わる形に組み直します。

たとえば、健康食品で「疲労回復」と言えない場合に、単に「毎日を元気に」と置き換えるだけでは、どの商品にも使える表現になりがちです。そこからさらに、ターゲットの生活シーンや購買動機を掘り下げ、「夕方まで、自分のペースを崩したくない方へ」のように、身体変化ではなく生活上の願望へ転換する発想が必要になります。

薬機法ライティング®は、法令対応の技術であると同時に、広告表現を設計する技術です。

実際、大手広告代理店の方からは「江良さんの薬機法ライティング®の技術は表現を”狭める”のではなく、”拡げて”くれる技術ですよね」と褒めていただけています。

江良公宏

薬機法・景品表示法・医療広告に精通した江良公宏の見解
薬機法対応というと、どうしても「この言葉は使えるのか」「この表現はNGなのか」という話になりがちです。もちろん、その確認は必要です。ただ、実務で本当に困るのは、NGを消した後に広告が何も言えなくなることです。
私は、薬機法ライティング®で大事なのは「言葉を弱めること」ではなく、「何を伝える広告なのかを組み直すこと」だと考えています。商品の特徴、ターゲットの悩み、媒体の見られ方、画像の印象、根拠資料との整合性を見ながら、法令リスクと伝わる表現の両方を調整する。ここまでやって初めて、現場で使える薬機法対応になります。

なぜ薬機法を守ると広告表現が弱くなりやすいのか

薬機法を守ると広告表現が弱くなりやすい理由は、効能効果を直接伝える表現ほど、広告としても強い訴求になりやすいからです。しかし、その強さは法令リスクと隣り合わせです。

広告制作の現場では、次のようなことがよく起こります。

現場で起きること結果
「改善」「治る」「効く」などを削る訴求の中心がなくなる
NG表現を無難な言葉に置き換える競合と似た表現になる
薬事チェック後に修正だけを重ねるLP全体のストーリーが崩れる
媒体審査に合わせて場当たり的に直す広告の反応が落ちやすい
法務・薬事と制作側の認識がずれる修正回数が増え、公開が遅れる

特に問題になるのは、広告全体の設計を終えた後に薬事チェックを入れるケースです。メインコピー、構成、画像、体験談、CTAまで作り込んだ後で、中心となる訴求軸が薬機法上使いにくいと分かった場合、単語の修正だけでは済まないことがあります。

実務では「この単語を消せばよい」という話ではなく、「そもそも何を約束する広告に見えているのか」を見直す必要があります。薬機法対応を後工程にすると、表現修正ではなく、企画や構成の作り直しに近い対応になることもあります。過去に実際あった事例として、一般化粧品のLPで「シワ改善」を中心に組み立てていたため、代替ワードだけではストーリーバランスが崩れ、2ヶ月かけて作ったLPを作り直す判断になったケースがありました。

そのため、薬機法ライティング®では、広告制作の初期段階から「どの訴求軸なら法令上のリスクを抑えながら成立するか」を考えることが重要になります。

薬機法ライティング®は「言い換え」ではなく「再設計」である

薬機法ライティング®で最も避けたいのは、NG表現を1対1で置き換えて終わることです。言い換えは必要な作業ですが、それだけでは広告として弱くなりやすいからです。

たとえば、化粧品で「ほうれい線を改善」と言えない場合に、「口元の年齢サインに」と言い換えるケースがあります。しかし、読み手に同じ意味を強く連想させる場合は、媒体や文脈によってリスクが残る可能性があります。また、広告表現としても使い古された印象になりやすく、差別化にもつながりにくいでしょう。

再設計では、次のように考えます。

観点言い換え再設計
発想NG語を別の語に置き換える訴求軸そのものを組み直す
見る範囲単語・一文見出し、画像、導線、文脈全体
目的指摘を避ける伝わる広告表現に近づける
弱点表現が無難になりやすい設計に時間と知識が必要
実務効果修正対応に向くLP・記事LP・広告全体の改善に向く

薬機法ライティング®では、「効能効果をどう言い換えるか」だけでなく、「そもそもその商品は、どの生活シーンで、誰に、どんな選択理由を提示できるのか」を見ます。

ここで重要なのは、感覚を否定することではありません。制作現場では「この表現は伝わりそう」「このビジュアルは良さそう」という感覚も必要です。ただし、ヘルスケア領域では、それを根拠や法令上の文脈に接続できなければ、広告として出しにくくなることがあります。

つまり、薬機法ライティング®は単にNGワードを探す技術ではなく、根拠をもとに整理し、通る形に変換し、それでも伝わるクリエイティブに落とし込む技術です。

薬事チェックと薬機法ライティング®の違い

薬事チェックは、広告表現が法令やガイドライン上問題になりやすいかを確認する重要な工程です。一方で、薬機法ライティング®は、チェック後にどう伝えるかまで設計する点が異なります。

項目薬事チェック薬機法ライティング®
主な目的法令リスクの確認法令対応と伝わる表現の両立
主な作業OK/NG判断、修正指摘訴求軸、構成、言葉、画像の再設計
見る対象文言中心広告全体の印象
成果物指摘コメント、修正案使えるコピー、構成案、リライト案
向いている場面掲載前確認、審査前確認LP改善、記事LP制作、広告企画、研修

もちろん、薬事チェックが不要という意味ではありません。むしろ、薬機法ライティング®の土台には、薬機法・景品表示法・健康増進法・医療広告ガイドラインなどの理解が必要です。

ただ、実務では「NGです」で終わると制作が止まります。広告代理店や制作会社にとっては、クライアントへ「なぜダメなのか」「どう直せばよいのか」「訴求力を残すには何を変えるべきか」まで説明できることが重要です。

薬事チェックがブレーキだとすれば、薬機法ライティング®はハンドルに近い役割です。止まるべきところでは止まりながら、どの方向へ進めば広告として成立するかを設計します。

薬機法ライティング®で見るべき3つの軸

薬機法ライティング®では、少なくとも「法令リスク」「訴求力」「広告全体の印象」の3つを同時に確認します。一つだけを見ても、実務上の判断としては不十分です。

法令リスク

まず確認すべきは、商材カテゴリごとの表示可能範囲です。

健康食品なのか、機能性表示食品なのか、化粧品なのか、医薬部外品なのか、医療広告なのかによって、使える表現は変わります。たとえば同じ「肌」に関する訴求でも、一般化粧品、薬用化粧品、機能性表示食品では確認すべき資料や表示可能範囲が異なります。

また、薬機法だけでなく、景品表示法上の優良誤認、有利誤認、健康増進法、ステマ規制、媒体審査基準も関係します。No.1表示、口コミ、体験談、ビフォーアフター、医師推薦などは、薬機法以外の観点でも確認が必要です。

訴求力

法令リスクを下げるだけでは、広告として機能しにくいことがあります。

訴求力を見る際は、単に強い言葉を残すのではなく、読み手が「自分に関係がある」と感じられるかを確認します。使用シーン、悩みの温度感、購入前の不安、競合との違い、継続しやすさなどを整理し、法令上のリスクを抑えながら購買理由を作ります。

たとえば、「効く」「改善する」といった直接的な表現が使いにくい場合でも、生活シーン、感情、選び方、使用感、習慣化、満足感などに切り替えることで、伝わる広告表現に近づけられる場合があります。

広告全体の印象

最後に見るべきなのが、広告全体の印象です。

薬機法や景品表示法の実務では、一つの単語だけでなく、広告全体から消費者がどのような印象を受けるかが問題になります。本文では直接言っていなくても、画像、見出し、注釈、グラフ、体験談、CTAが組み合わさることで、効能効果を暗示しているように見える場合があります。

たとえば、コピーでは「毎日を軽やかに」としか書いていなくても、病的な悩みを強調する画像や、改善前後を想起させる構成があると、広告全体としてリスクが上がる可能性があります。

薬機法ライティング®では、単語の安全性ではなく、広告全体が何を約束しているように見えるかを確認します。

商材別に見る薬機法ライティング®

薬機法ライティング®では、商材カテゴリごとに「どこまで言えるか」を分けて考える必要があります。同じ言葉でも、商材が変わればリスクの意味が変わります。

健康食品

健康食品では、疾病の治療・予防、身体機能の改善、医薬品的な効能効果を標ぼうする表現に注意が必要です。

「免疫力を高める」「血糖値を下げる」「眠れるようになる」「脂肪が燃える」といった表現は、通常の健康食品ではリスクが高くなります。薬機法ライティング®では、成分の効能を直接訴求するのではなく、食生活、習慣、手軽さ、続けやすさ、味、ライフスタイルとの相性などへ訴求を転換します。

化粧品

化粧品では、効能効果の範囲を超えた表現に注意が必要です。

一般化粧品で「シワ改善」「シミが消える」「肌の再生」「真皮まで浸透」といった表現はリスクが高くなります。一方で、使用感、香り、テクスチャー、メイクアップ効果、うるおい感、肌を整える範囲の表現などは、設計次第で活用しやすい領域です。

ただし、化粧品では「実感」や体験談の扱いも注意が必要です。『化粧品等の適正広告ガイドライン』では、化粧品の「実感」表現について、キャッチコピー等での強調表示や効能効果の保証的な表現は認められないと整理されています。

機能性表示食品

機能性表示食品では、届出表示の範囲内で機能性を表示できます。ただし、「機能性表示食品だから何でも言える」というわけではありません。

届出表示、機能性関与成分、対象者、作用機序、研究レビューや最終製品試験の内容と整合しているかを確認する必要があります。他製品で届出されている成分が含まれているからといって、自社製品で同じ機能性を表示できるわけではありません。

薬機法ライティング®では、届出表示をそのまま載せるだけでなく、届出の範囲を超えない形で、読み手に分かりやすい構成へ整えます。

医薬部外品

医薬部外品では、承認された効能効果の範囲内で表示を考える必要があります。

たとえば、薬用化粧品では「美白」「肌荒れ防止」「シワ改善」など、承認内容に応じて訴求できる場合があります。ただし、承認された効能効果を超える表現、承認内容と関係のない成分訴求、過度な保証表現には注意が必要です。

医薬部外品では、一般化粧品より言えることが広がる場面がありますが、その分、承認内容との整合性が重要になります。

医療広告

医療広告では、医療広告ガイドラインや関連法令の確認が必要です。

治療効果の保証、誇大広告、比較優良広告、患者の体験談、ビフォーアフター、未承認医薬品・医療機器に関する表示などは、特に注意が必要です。医療広告では、一般的な商品広告よりも、広告可能事項や限定解除要件などの確認が重要になります。

医療広告のライティングでは、「集患したい」という目的だけでなく、患者が誤認しない情報提供になっているかを重視する必要があります。

媒体別に見る薬機法ライティング®

薬機法ライティング®では、媒体ごとに表現の粒度を変える必要があります。同じ商材でも、LP、SNS広告、バナー、記事LP、EC商品ページ、動画広告では、読み手の受け取り方も媒体審査の見られ方も異なります。

LP(ランディングページ)

LPは、見出し、画像、本文、比較表、口コミ、CTAが一体となって訴求する媒体です。そのため、単語単位ではなく、ページ全体の印象確認が必要です。

特にファーストビューの表現、ビフォーアフター、体験談、医師・専門家推薦、No.1表示、限定キャンペーン表現は、薬機法だけでなく景品表示法や媒体審査の観点でも確認します。

SNS広告

SNS広告は、短い言葉と画像で強い印象を与えるため、暗示的な効能効果に注意が必要です。

投稿文では控えめでも、画像内テキストや人物の表情、ビフォーアフター風の見せ方によって、広告全体として強い効果を連想させる場合があります。また、インフルエンサー投稿や口コミ活用では、ステルスマーケティング規制やPR表記の確認も必要です。

バナー

バナーは表示面積が小さいため、どうしても強い一言に頼りがちです。

「飲むだけ」「塗るだけ」「即効」「改善」「No.1」などの短い訴求は、視認性が高い分、指摘されやすくなることがあります。バナーでは、短くするほど文脈が削られるため、注釈で補える範囲にも限界があります。

記事LP

記事LPは、読み物のように見える一方で、広告として商品購入へ誘導する媒体です。

悩みの解説、専門家コメント、体験談、ランキング、比較表などを使いやすい反面、記事全体として特定商品の効能効果を強く印象づけていないかを確認する必要があります。第三者風の表現や口コミの引用では、広告主体やPR表示の扱いにも注意します。

EC商品ページ

EC商品ページでは、商品名、サムネイル、商品説明、レビュー、ランキング、モール内広告が組み合わさります。

モールでは媒体独自の審査基準もあるため、薬機法上の確認に加え、Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングなどのルールにも注意が必要です。レビューをどこまで活用できるかも、自社管理の有無や引用方法によって判断が変わります。

動画広告

動画広告では、ナレーション、テロップ、演出、表情、BGM、ビフォーアフター風の流れが一体となって印象を作ります。

文字では言っていなくても、映像演出で「治る」「改善する」「すぐ変わる」と見える場合があります。薬機法ライティング®では、台本だけでなく、絵コンテや演出意図も含めて確認することが望ましいです。

薬機法ライティング®で使う主な表現技術

薬機法ライティング®では、単語の置き換えだけでなく、表現の角度を変える技術を使います。ここでは代表的な技術を整理します。

オノマトペ

オノマトペは、使用感や感覚を伝えるときに役立ちます。

たとえば、化粧品では「しっとり」「さらっと」「ふんわり」「なめらか」など、効能効果ではなく使用感に寄せた表現が使いやすい場面があります。ただし、オノマトペでも「ぐんぐん浸透」「スルスル落ちる」など、身体変化や過度な効果を連想させる場合は確認が必要です。

主語・述語の調整

薬機法ライティング®では、主語と述語を調整するだけでリスクが変わることがあります。

「商品が体を変える」という構造ではなく、「使う人が心地よく続けられる」「生活に取り入れやすい」といった構造に変えることで、効能効果の直接訴求から離れられる場合があります。

比喩

比喩は、直接的な効能効果を避けながら印象を伝える技術です。

ただし、比喩であっても、実質的に治療・改善・身体変化を意味する場合はリスクが残ります。比喩は便利ですが、「広告全体で何を連想させているか」を必ず確認する必要があります。

評価軸・時間軸の転換

直接的な効果を言えない場合、評価軸や時間軸を変えることがあります。

たとえば、「飲むと疲れが取れる」ではなく、「忙しい日でも、自分のリズムを大切にしたい方へ」とするように、身体変化から生活者の価値観へ移す方法です。時間軸も「すぐ変わる」ではなく、「毎日の習慣にしやすい」「朝の準備に取り入れやすい」などに変えることで、訴求の方向を調整できます。

ダブルミーニング

ダブルミーニングは、読み手に複数の意味を感じさせる表現です。

ただし、薬機法領域では慎重に扱う必要があります。表面上は問題がなさそうでも、広告全体で効能効果を暗示していると見られる場合があります。ダブルミーニングは「逃げ道」として使うのではなく、誤認を生まない範囲で、ブランドの世界観や生活者の感情に接続するために使うべきです。

AI時代に薬機法ライティング®が必要な理由

AI時代には、広告文の量産は以前より簡単になります。しかし、薬機法ライティング®の重要性はむしろ高まります。理由は、AIが作った文章でも、掲載した広告の責任は事業者側に残るからです。

AIは、一般的に自然で魅力的な文章を作ることができます。一方で、商材カテゴリごとの表示可能範囲、承認・届出内容、根拠資料、媒体審査、景品表示法上の根拠、広告全体の印象まで正確に判断するには、人の確認が必要です。

特に危ないのは、AIが「それらしい広告表現」を作ってしまうことです。たとえば、健康食品に対して「免疫をサポート」「ぐっすり眠れる毎日へ」、化粧品に対して「年齢肌を根本からケア」といった表現を自然に提案する可能性があります。しかし、それが個別商材で使えるかどうかは別問題です。

AI時代の薬機法ライティング®では、次のような使い分けが必要です。

工程AIに任せやすいこと人が確認すべきこと
初稿作成構成案、表現案、見出し案商材カテゴリとの整合性
言い換え複数表現の候補出し実質的な効能効果の暗示
SEO記事検索意図の整理法令上の説明の正確性
LP改善訴求案の発散広告全体の印象
社内運用チェックリスト化最終判断・責任分界

AIは便利な道具ですが、薬機法ライティング®の本質は、単に文章を作ることではありません。「何を根拠に、どこまで言えるのか」を整理し、広告として伝わる形に落とし込むことです。

よくあるご相談(FAQ)

薬機法ライティング®は薬事チェックと何が違いますか?

薬事チェックは、主に広告表現が法令やガイドライン上問題になりやすいかを確認する工程です。薬機法ライティング®は、その確認を踏まえたうえで、どのように伝えれば商品の魅力が伝わるかまで設計する点が異なります。チェックして終わりではなく、訴求軸、構成、表現、画像、導線まで含めて広告全体を整える考え方です。

薬機法ライティング®を使えば審査に通りますか?

審査通過を保証するものではありません。広告審査は、商材、媒体、表示内容、画像、注釈、時期、審査担当者の判断などによって変わることがあります。薬機法ライティング®は、法令リスクを抑えながら伝わる表現に近づけるための実務メソッドですが、最終的な掲載可否は個別確認が必要です。

健康食品と機能性表示食品では考え方が違いますか?

違います。通常の健康食品では、身体機能の改善や疾病の治療・予防を標ぼうする表現はリスクが高くなります。一方、機能性表示食品では、消費者庁に届け出た表示内容の範囲内で機能性を表示できる場合があります。ただし、届出内容を超えた表現や、他商品の届出内容を流用するような表現には注意が必要です。

化粧品の広告ではどのような点に注意すべきですか?

化粧品では、効能効果の範囲を超える表現、効能効果の保証、体験談での効果表現、浸透表現、シワ・シミ・再生などの表現に注意が必要です。一般化粧品と医薬部外品でも言える範囲が異なります。薬機法ライティング®では、使用感、香り、テクスチャー、メイクアップ効果、生活シーンなどへ訴求を転換することがあります。

LPや記事LPも文言だけ見ればよいですか?

文言だけでは不十分です。LPや記事LPでは、見出し、画像、体験談、比較表、グラフ、注釈、CTAが組み合わさって広告全体の印象を作ります。本文では直接言っていなくても、画像や構成によって効能効果を強く暗示しているように見える場合があります。そのため、ページ全体で確認する必要があります。

AIで作った広告文も薬機法チェックが必要ですか?

必要です。AIが作った文章であっても、広告として掲載する以上、事業者側の責任が問題になります。AIは自然な文章を作れますが、商材ごとの表示可能範囲や承認・届出内容、媒体審査、広告全体の印象まで正確に判断できるとは限りません。AIの出力は初稿や案出しとして活用し、最終的には薬事・法務・専門家確認を行うことが望ましいです。

薬機法ライティング®はどの媒体に対応できますか?

LP、記事LP、EC商品ページ、SNS広告、バナー、動画広告、メルマガ、LINE、営業資料、研修資料など、さまざまな媒体で活用できます。ただし、媒体ごとに表現の見られ方や審査基準が異なるため、同じ表現をそのまま横展開するのではなく、媒体特性に合わせた調整が必要です。

薬機法ライティング®とは何ですか?

薬機法ライティング®とは、薬機法や景品表示法、医療広告ガイドラインなどに配慮しながら、広告として伝わる表現へ再設計する実務メソッドです。単にNG表現を削除したり、別の言葉に置き換えたりするだけではありません。商材カテゴリ、根拠資料、媒体特性、広告全体の印象を踏まえて、商品やサービスの魅力が伝わる形に整える考え方です。

薬事チェックだけでは不十分なのですか?

薬事チェックは非常に重要です。ただし、薬事チェックは「この表現が問題になりやすいか」を確認する工程であり、広告としてどう伝えるかまでは十分に設計されないことがあります。薬機法ライティング®では、チェック後に訴求力が落ちないよう、ターゲット、使用シーン、導線、画像、見出しまで含めて表現を再設計します。

薬機法ライティング®は健康食品だけのものですか?

健康食品だけではありません。化粧品、機能性表示食品、医薬部外品、医療広告、雑貨、ヘルスケア関連サービスなど、広告表現に規制上の配慮が必要な領域で活用できます。ただし、商材ごとに言える範囲や確認すべき資料が異なるため、同じ表現をそのまま使い回すことは避けるべきです。

薬機法ライティング®を使うと訴求力は落ちませんか?

訴求力が落ちないことを保証するものではありません。ただ、単純にNG表現を削るだけの場合と比べると、訴求軸や広告全体の構成を見直すことで、伝わる表現に近づけやすくなります。ポイントは、効能効果を直接言うのではなく、使用シーン、感情、選び方、生活上の価値などに訴求を転換することです。

AIで作った広告文にも使えますか?

使えます。むしろAI時代には、薬機法ライティング®の考え方が重要になります。AIは自然な広告文を作れますが、商材ごとの表示可能範囲、承認・届出内容、根拠資料、媒体審査、広告全体の印象まで正確に判断できるとは限りません。AIで作った文章は初稿として活用し、最終的には専門的な確認を行う必要があります。

どのタイミングで相談するのがよいですか?

理想は、LPや広告を作り込む前の企画段階です。訴求軸が法令上使いにくい場合、完成後に修正すると、コピーだけでなく構成や画像まで作り直しになることがあります。初期段階で確認しておけば、制作の手戻りや媒体審査での遅延を抑えやすくなります。

社内研修にも活用できますか?

活用できます。広告表現の判断は、担当者ごとの経験に依存するとブレやすくなります。薬機法ライティング®の考え方を社内研修やチェックリストに落とし込むことで、制作、マーケティング、薬事、法務、広告代理店の共通認識を作りやすくなります。特に複数商材・複数媒体を扱う企業では、社内ルール化が有効です。

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薬機法や景品表示法に配慮しながら、商品の魅力が伝わる広告表現に整えたい場合は、薬機法ライティング®をご相談ください。

LP、SNS広告、記事LP、EC商品ページ、バナー、動画広告などの表現チェック・リライトに加え、媒体審査で指摘されやすい箇所の整理、クライアントや社内へ説明しやすい修正理由・代替表現の作成にも対応しています。

また、広告表現の判断が担当者ごとに分かれやすい場合は、商材別・媒体別のチェックリスト作成や、制作チーム・広告代理店・社内担当者向けの研修として整理することも可能です。

単なるOK/NGの確認だけでなく、法令対応と適正な情報伝達の両立を目指した広告表現の再設計をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。

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